放課後等デイサービス施設で働いてるのってどんな人?


発達に特性のある子供が利用できる福祉サービス『放課後等デイサービス施設』。
放課後から保護者の仕事終わりまで、または長期休暇中の一日、長時間子供を預かってもらうことになる方も多いと思います。放課後等デイサービス施設が少人数制・規定の職員の数を厳守していると言っても、どんな職員が子供を見守ってくれているのか不安になると思います。
この記事では放課後等デイサービス施設で働く職員・指導員について、資格等に関してご紹介していきます!

指導員

子供と遊んだり、食事やトイレなどの日常生活のサポートはもちろん、子供の送迎を行ったり事務作業を行ったり……放課後等デイサービス施設での基本的な業務をこなしています。もちろん、子育ての悩みなど保護者からの相談に乗るのも指導員の仕事です。
基本的に指導員には資格は必要ありません。しかし、指導員として2年以上従事すると任用資格の「児童指導員」を取得することができます。大半の人がその児童指導員の資格を取得しステップアップしていきます。

児童指導員

上記の通り、指導員として2年以上の実務を組むと児童指導員にステップアップします。児童指導員とは重度心身障がい児童を対象とした児童発達支援事業への配置が定められた職種。放課後等デイサービス施設では、必ず配置しなければならない職種が決まっており、そのうちの一つがこの児童指導員なんです。
児童指導員を名乗ることができるようになると、今までの業務にプラスしてさらに実践的な支援業務を行うことができるようになります。子供一人一人の問題を解決するためのケースワークや療育を行うことができます。

児童発達支援管理責任者

放課後等デイサービス施設において、リーダー的役割を担うのがこの児童発達支援管理責任者です。
児童発達支援管理責任者は、訪問型の児童発達支援や放課後等デイサービスなど、障害者や障害を抱える子供の療育などの分野の仕事において一定の実務経験を積まなければなりません。さらに、都道府県が実施する研修を修了しなければ児童発達支援管理責任者になることはできません。
初めにリーダー的役割と言った通り、療育の方向性や計画を決めるのは児童発達支援管理責任者の仕事。個別支援計画を作成するのが児童発達支援管理責任者です。
その個別支援計画に基づき療育を行い、子供をしっかりモニタリングしながら臨機応変にその先の療育プログラムを組まなければなりません。保護者への説明はもちろん、相談支援業務をメインで行うのも児童発達支援管理責任者です。